ASD(自閉スペクトラム)グレーゾーンとは?特徴を当事者が実体験をもとに解説!

こんにちは!なっちゃまです。

 

今回の記事では、自閉スペクトラム(以下、ASD)グレーゾーンと診断されている私が

ASDグレーゾーンの特徴として一般的に挙げられる要素を、実体験をもとに解説いたします。

 

自分の性格をネットで調べたら、「ASD」「発達障害」と出てきたけど、実際どうなのかな

・パートナー、友人、同僚がちょっとASDっぽいけど、どうなんだろう

・自分や大切な人の心と向き合いたい

 

といったあなたに参考になれば幸いです。

 

⚠️注意!〜最初にご確認ください〜

大前提となりますが、本記事の内容はあくまで個人の症例となります。

この特徴が、あなたや周囲の方と一致したとしても、

ASD(発達障害)グレーゾーンと断定できるものでは一切ありませんので、

参考程度にとどめていただければと思います。

 

ASDグレーゾーンの特徴をAIに聞いてみた

さっそく、ASDグレーゾーンの人の特徴を生成AI(Gemini)に聞いてみました。

すると、以下の答えが返ってきました。

ーーーーーーGeminiアウトプット引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

💬 コミュニケーション・対人関係に関する特徴

  • 空気を読むことが苦手: 場の雰囲気や、相手の表情・言葉の裏にある意図を察することが難しいと感じることがあります。

  • コミュニケーションが一方的になりがち: 自分の関心のある話題になると、相手の反応を気にせず話し続けてしまうことがあります。

  • 曖昧な表現や比喩が苦手: 指示や会話が具体的でないと理解が難しく、誤解が生じやすいことがあります。

  • 適切な距離感がつかみにくい: 他者との心理的な距離や物理的な距離の取り方が分からず、親しすぎる、またはそっけなさすぎると見られることがあります。

🧩 こだわり・思考の柔軟性に関する特徴

  • 強いこだわりがある: 自分のルールや手順、特定の物事に対するこだわりが強く、そこから外れることに強い抵抗を感じることがあります。

  • 急な予定変更や環境の変化が苦手: 予定やルーティンが突然変わると、混乱したり、パニックになったり、強いストレスを感じることがあります。

  • 臨機応変な対応が難しい: 予期せぬ出来事やトラブルが起きた際に、すぐに思考を切り替えて対応することが難しいことがあります。

  • 特定の興味・関心に過度に集中する: 興味のあることには驚くほどの集中力を発揮しますが、関心のないことには取り組むことが難しいことがあります。

🖐️ 感覚に関する特徴

  • 感覚の偏りがある: 音、光、匂い、肌触り(服のタグなど)などに過敏であったり、逆に痛みや温度に鈍感であったりする傾向が見られることがあります。

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実際どうなのか?自分の感覚・体験と照らし合わせる

では、AIに教えてもらった一般的な特徴について、

実際にASDグレーゾーン診断されている私が

実生活でどのくらい特徴が出ていて、どんな効果を発動しているのかを綴っていきます!

 

💬 コミュニケーション・対人関係に関する特徴

■空気を読むことが苦手

合致度:70%

 

場の雰囲気や相手の表情については、ネガティブな空気は見てわかります

・AさんとBさん、口ではリスペクトし合ってるけど本心は嫌ってそうだな。顔に書いてあるよ。

・やべ、Cさんのこと苛つかせちゃった…。だってほら、一瞬だけど眉間にしわ寄ってたでしょ?

と、目の前の人の顔つきの変化を瞬時に察知して、ネガティブ感情を脳に伝達してる感覚ですね。

 

一方、ポジティブな空気は見てわからない。

相手の笑顔が本心から来てるものなのか愛想笑いなのか、はたまたドン引きしているのか、

わからないんです。

相手が心から褒めてくれたり感謝してくれたことに対しても、

果たしてこれは本心なんですか?とモヤモヤして素直に喜べない。損な性格ですね笑

それゆえ、卑屈になりがちです。

 

言葉の裏にある意図も、全然わからないですね。

言葉の裏に意図がありそうと判断してしまうのですが、その先がブラックボックス。

例えばパートナーに「家事やってくれてありがとうね!」といってもらったときに

「やればできるじゃん、いつももっと家事やってよ」という裏があるように思えてしまう。

こう思ってる?て聞いてみると、

「いや、そんなこと思ってないんだけど」「素直に褒めてるだけで裏なんてないよ」

と返ってきて、推察が的外れだという事実を突きつけられる

こんなことが日常茶飯事です。

 

コミュニケーションが一方的になりがち

合致度:90%

 

”自分の関心がある話題”というのがミソです。

関心がある⇔どうでもいいの境界がハッキリしているので、

関心があるトピックについてはとにかく

自分が前に出たい!話したい!という気持ちが抑えられなくなります。

例えば私の場合、自己内省や自己啓発に関するジャンルへの関心が強いのですが

それをパートナーに話すときは、新幹線並みのスピードと止まらなさでガンガン話します。

「今日読んだ〇〇という本でさ、こう書いてあって、こういうマインドが〜〜で自分はこう思って、で次はこうで〜〜〜〜」←10分くらい一方通行でしゃべる。

たぶん、聞き手はついてきてないです。

最初の〇〇という本でこう書いてあったのところで相手を置いてけぼりにしてる自覚があります。

私が東京から出発して名古屋に着いたときに、

途中で相手を新横浜で振り落として相手はそこでぽつんと居続けているような感覚です笑

 

一方、どうでもいい話題については自分の意見を言うことができないです。

というか意見が頭に浮かばないんですよね。思考回路に蓋が閉まっている感覚です。

興味があることに脳内のリソースが全部持ってかれているからか、

思考しなさいと脳に命令しても脳が働かない。

じゃあ考える元ネタになる情報をゲットしなさいと言っても情報を受け入れる入口が塞がってる。

という詰みが発生しています。

 

曖昧な表現や比喩が苦手

合致度:60%

 

会社でよくある指示適当にやっといて」「なるはやで回答ください

むずかしいですね。

適当?って言っても何かしら期待してる答えがあるんでしょ?それを教えてほしいな。

なるはや?なるべく早くって言っても、今日中なのか1時間以内なのか、期限のストライクゾーンはあるでしょ?それを教えてくれ。

というモヤモヤが発生するので、それはその場で伝えています。伝えられるようになりました。

今まで曖昧な言葉と自己流解釈のせいで勘違いしてトラブルを起こした経験が割とあったので

ちゃんと理解できないことは合点承知しないで聞く癖は持てました。

この点は特性に感謝!

 

一方、具体的と反対の意味を持つ”抽象的”な要素が嫌いかというと、そうではないです。

抽象的な言葉、例えば「愛」や「平和」の概念や、企業理念に出てくる言葉。

その言葉の意味を想像したり、自分事に落とし込んで考えたり共感するのが好きです。

ちょっと哲学っぽい遊びとして楽しんでます。

 

適切な距離感がつかみにくい

合致度:80%

 

これは正直自覚がむずかしいです。

会社の人や同級生から言われたことから判断しますと、私はどうやら

初対面では触れたら即死の灼熱のバリアをはって、相手に一歩たりとも近づく余地を与えないのに

ある日突然バリアを取っ払って、さらに目の前に出没してコサックダンスを踊ってるようです。

心の距離感の急な変化にびっくりしたという意見を数々と受けてきました。

 

ちなみに私はその自覚はそこまで大げさなものではありません。

初めて会う人には人見知りが発動して心臓がバクバクするからか、

相手が何を言ってるのか頭に入ってこないし、こちらも何を話したらいいのやら。

でも何回か会ううちに、なんとなく仲良くなりたいし、どんな人か気になる程度です。

しかし、実際の距離感は自分の感覚よりももっと極端で、スピード感満載なようです。

 

🧩 こだわり・思考の柔軟性に関する特徴

■強いこだわりがある

合致度:80%

 

ルールや順番を守りたい気持ちが、かなり強くあります。

最近のゲームでよくある「オープンワールド」が苦手です。

理由は、本来行くべき順番を間違えると、心がザワザワしてはじめからやり直したくなるから。

例えば、ポケモンというゲームは、昔はストーリーを攻略する順序が固定されてました。

〇〇タウンの次は〇〇シティに行く。

途中の分岐は、片方が何らかの理由で塞がれてて、正解ルートだけ進める作りでした。

一方、最近のポケモンはオープンワールドになっていて、

”どの街のジムから攻略してもいい”という特徴があります。

自分の思い通りに攻略ルートを開拓できる。自由に冒険できるという点が人気ですが、

私は最近のポケモンを遊んでいて、この自由すぎる世界に適応するのがむずかしかったです。

ジムリーダーのレベル順に攻略しようとしたときに、1つだけ順番を間違えたのですが、

当時はそれを1週間くらい引きずりました。ネチッコイですね笑

 

急な予定変更や環境の変化が苦手

合致度:50%

 

急な予定変更は、案外そんなに動揺しないです。

これは、母親の子育てのおかげだなと感謝しています。

母親は、私が小さい頃、例えばディズニーランドに行く予定があるとして

「行ける可能性は100%じゃないからね。急に病気になったりする可能性もあるから」

「もし行けなくなってしまっても、元々100%じゃないんだから、仕方ないと思おう」

「あと、ディズニーランドは潰れないだろうから笑 また今度行けるからね」

と言い聞かせてくれました。

こういった価値観で育ったため、予定変更はすんなり受け入れられます。

 

一方、環境の変化についても人並みかなといった感覚です。

人間に対しての人見知り発動や距離感バグは起こってしまうものの、

ストレスやパニックなど心が死んでしまうことは起きないですね。

ちょっと緊張する、不安を感じることはありますが、そりゃそうでしょ笑

 

臨機応変な対応が難しい

合致度:90%

 

さきほどの「ディズニーランドに行けるか行けないか」

といった予定変更に対しては、冷静に捉えることができるものの、

トラブルで緊急で判断が必要な場面や、咄嗟の判断についてはかなり苦手です。

今回は面接を例にあげます。

私は人見知りのため緊張MAX、コミュニケーションが下手くそという前提はあるものの

あらかた予想してきた質疑応答については、たどたどしくも、伝えることはできます。

しかし、予想外の質問が飛んできたときは、だいぶ無理です。

頭がフリーズします。その場から逃げたくなります。でもなんとか、なにか答えなきゃ⋯。

結果はたぶん、ワケワカラナイ答えを口にしています。

なぜ”たぶん”なのかというと、覚えてないから。

脳と心がどこか旅行いってるんです。現実逃避で。

ということで、臨機応変な対応は難しいです。この脳の仕様が、人生をハードモードにしてます。

 

特定の興味・関心に過度に集中する

合致度:90%

 

さきほど書いた「コミュニケーションの新幹線」と似たようなロジックになります。

興味関心があることには、150%のめり込んで離れないんです。

私は文章を書くことが大好きなのですが、今まさにこうして文章を書いてるとき

周りが全く見えてないです。

さきほど目の前でパートナーが洗濯物を干してくれてたそうなのですが、

全く気づかなかったです。ごめんよ。

 

逆に、興味ないことは先ほど書いたことと同様ですがクソどうでもいいので

脳内が人手不足です。ちょっと求人出したほうがいいかしら。

ほら、興味ないことについて書くネタすらも思いつかないです。この話は終わり笑

 

🖐️ 感覚に関する特徴

■感覚の偏りがある

合致度:??%

 

これについてはごめんなさい。数字で表せないです。

他の人に転生したことないですし、感覚が過敏なのか鈍感なのか図る手段がなく。

⋯といっても何かしら答えを出さないとアレなので、結論を考えますと

たぶん「嗅覚」は敏感。それ以外は普通だと思います。

 

なぜ嗅覚が敏感だと思うか、2つの観点をお伝えします。

 

①嗅覚のせいで酔う

私は乗り物酔いをしやすいのですが、だいたい乗った瞬間に吐き気がきます。

臭いが喉の奥と胃袋を締め付けるんです。

この表現がどれだけ伝わるのかはちょっと自信ないのですが、その感覚です。

鼻から入った空気が”気持ち悪い”を催す器官にちょっかいを出してくるんですよね。

乗り物ってだいたい揺れや動きで酔うパターンが多いかと思うので、

嗅覚が人より強いゆえの弊害なのかなと判断しました。

 

②名探偵オハナ

〜Episode1〜

私がまだ5歳くらいの頃、家族でお出かけで馴染みのない街に来たときに

あ、この先ケンタッキーがある」と言い放ちました。

ケンタッキーは、300メートル先にあったとのことです。

〜Episode2〜

大学生の私が首都圏で1人暮らししていた頃、母が家に遊びに来てました。

大学から戻るやいなや、私の顔に何か付いてたようで、手でピッて取ってくれました。

その時に私が放った一言「ねえ、寿司食った??

母のランチ、はま寿司だったようです。一瞬触れた手から酢飯の匂いが漂いました。

 

ASDグレーゾーンはクセ強人生を歩む理由となる、が全然悪くないよ!

以上、実体験や具体例を交えて、ASDグレーゾーンの特徴をみてきました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

 

全体を踏まえ、定型発達(発達障害やそのグレーゾーンと診断される余地がない)の方と比べると

人生のあらゆる場面で、

「うわどうしよ」とか「苦手なんだよなあ」と思うケースが多いかもしれないです。

また、人と違う感性で物事を選択する事が多いので、

クセが強いとか個性的とか言われる場面もあるかもしれません。

 

でも、人生楽しいですよ!

 

まあ、人間関係でご迷惑をかけてしまう場面や、相手に失礼なことをしてしまうことはあり、

そこは申し訳ないとは思うことがあります。

でも、本当に嫌なら疎遠になって、その先を追いかけ回すとかしない限りは大丈夫かなと。

発達障害とか病気とか関係なく、人と人は喧嘩したり、別れたりすることもあると思うので。

というのが私の解釈です。

 

大丈夫。これが大結論です。

 

以上、読んでいただき誠にありがとうございました!

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